友達自慢でマウント取るのは止めましょう。オンラインサロンは気持ち悪い。

やんちゃな先輩と付き合うと強くなった気がする

「おれ、○○先輩知ってっし。この前一緒に遊んだし。」

人は幾つになってもこの価値観を持っている。

誰だって権力者や有名人に会ったらうれしくなるし自慢したくもなる。

しかし昨今のメディアが多様化したことによって、影響力を独占していた芸能人だけでなく、誰しもが影響力を持てる時代になってきた。

最近はYouTubeで登録者増やす→オンラインサロンに誘導、みたいな流れが主流だ。

僕はその状況がなんか気持ち悪いな~と思う。何かに似ていないだろうか??

知り合い自慢の心理学

もし有名人とたまたま飲み屋の席で隣になったとして、偶然にも意気投合。そんな時「なんか俺、周りからこの有名人とマブダチって思われてない?」とか、学生時代にやんちゃな先輩と遊んだとき「あれ、今の俺、つえーんじゃね?」とか思ってしまう現象がある。心理学用語で「取り入れ」という。

有名人や素晴らしい才能を持った人が自分の友人や知り合いにいた場合、その人の優れた性質の部分を自身に「取り入れる」ことによって、その優れた人と同じように自分も価値があると思い込むことを「取り入れ」または摂取という。

少年期では誰しも「強い(もしくは優秀な)先輩」に憧れて先輩の真似をする。これは成長の過程で自然なことだ。

ブランドは「取り入れ」

この「取り入れ」の力が働く場面はあらゆる所に存在する。

王家、貴族、地主、政治家、一流企業、インフルエンサー、芸能人、成功者、スポーツ選手、教祖、など、有名でブランド力がある人やモノ(有名人がしてるやつと一緒の時計やスニーカー)にお近づきになれたら誰だって「俺って特別な人間かも。」って思っちゃうよ。師弟関係なんて「取り入れ」の最たるものだと思う。

君臨したい人、されたい人

宗教の教祖様はこの「取り入れ」をうまく使いこなす。

でっかい大聖堂、大勢の信者、白い布に包まれた長ーい髭と穏やかな顔は「絶対只者ではない」と思い込ませる力がある。

教祖様が使うのは「ハロー効果」で、これは後光がさしているという意味。実際には後光はささなくても「後光がさしている風」でよい。

詐欺師ほど小綺麗なスーツで「やり手ビジネスマン風」に見せるため身なりを整えて信用を得ようとするために使われる手法。

「ハロー効果」はフォロワーを増やしたい人が用いる要は「盛り」ってやつ。

「取り入れ」は「この人をフォローしたい!!」と思って「俺この人フォローしてっし」っていうマウントを取りたいときに生じる。

オンラインサロンも宗教も構造は一緒だと思う。ていうかフォローフォロワー構造自体が宗教と同じシステムではないだろうか。

戦闘員化するフォロワー

オンラインサロンの中の人たちは皆、教祖様に認められたいのだ。時に中の人たちの承認欲求のはけ口は「戦闘員化」してまで昇華させたいと思う人間が出てくるだろう。ていうか、すでに出てるね「餃子」の件。

僕はこんな関係性は嫌いだし、これ系の人とか「友達が有名人」みたいなマウント取ってくる人はディスタンスを倍取りたいと思っている。「お前がすごいわけじゃねーだろ」ってね。

集団は生贄でバランスを保つ

それと集団って基本的に生贄を探して歩いてるもんでしょ?中でいじめたり、外で敵作ったりしてさ。そんな集団がゴロゴロと出来てきて、サロンの主催者がフューチャーされている状況がどうしよもなく気持ち悪い。ていうかビジネスで繋がってるんだったらビジネスだけでやっててよ。「グルイズム」と「物質的な豊かさの追求」この両方が内包されているから宗教よりたちが悪いかも。

集団の秩序なんていつまでも保ってられないよ。

 

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