やばい、もうすぐ日付が変わってしまう!
今日は、また堂平山の天文台に行ってきた。先週はモンスター親子と行ったけど、今日は一人。嫁さんは仕事。
先週は徒歩でトレッキングロードをツカツカと大人2子供1人で登った。
そして、今日は車で天文台まで。車も中々いいね。ワインディングロード。
チャリの聖地なのか、ロードバイクを数台追い越した。ヒルクライム、見ているだけでハアハアしそう。
2週連続で言った理由は、前回、曇りで景色が何も見えなかったのが悔しかったから。今日は、曇り時々、たまーに晴れ間がさす感じ。「いい天気」とまでは呼べない感じ。でも、東京の高層ビル群まで見ることが出来た。
山頂で気持ちいい風に吹かれながら。20分も滞在しなかったけど、気分もよくなったことだし、さあ家路に着こう。
周りを見渡すと、アマチュア無線、ラジコングライダー、バイカー、自転車、皆、思い思いの週末を楽しみ中である。
エンジンブレーキを巧みに使いこなし(山道って、本当にブレーキ効かなく何のかな?)、山を下って麓におり、県道175号を走っていると、一瞬、蕎麦屋の看板が目に入った。しかし、看板の周りには店らしきものが無かった。
これは、ひょっとすると、僕の大好物の「道からちょっと入った蕎麦屋」だ。
おそらく、この感じだと、蕎麦のうまさは、ある程度保証された感じと、主要な道路から外れて、集落の中へ入っていく感じ。運がいいと、ちょっとした「ねじ式」の様な世界にワープできる。
行こうかどうか悩んで、車を路肩に止め、グーグルでその店を調べてみると、クチコミの数はゼロ。ますます、行ってみたくなり、Uターンして、その蕎麦屋へ向かう。
蕎麦屋の駐車場に着くと、そこから見える佇まいは、一見、資材屋さんのような入口だけど、奥に進むと暖簾が見える。玄関横に柿が入ったざるが置いてあり、「ご自由にどうぞ」と張り紙がしてあった。
恐る恐る、入ってみると、中は古民家をモダンに改装した感じ。土間のような玄関で靴を脱ぎ、段差を上がると、窓際が座敷で、奥のほうはテーブルもある。
「お好きなところへどうぞ」と言われたので、座敷の奥の窓際に座った。
「日替わりセットは終わっちゃったんですよ。御飯が無くなっちゃったんで。。。単品ならあります。あと、天ぷらもあります。」と言われ、「じゃあ」と、もりそば単品を注文した。
注文してから、しばらくすると、日替わりセットのメニューには「季節の天ぷら」「季節の炊き込みご飯」と書いてあった。
炊き込みご飯が終わっちゃったのね。と思っていると、天ぷらが気になりだす。少し考えた末に「せっかく来たんだから」と天ぷらも注文することにした。
結果、天ぷら、正解。
もりそばと天ぷら 1520円
天ぷらの内容がすごく独特だった。食べ終わった後に女将さんに聞いたら、右の四角いのは、葛が入った豆腐の天ぷらで、京都から取り寄せているそうな。食べた時、なんだか得体のしれない触感と味だったので、「何だこりゃ!?」となった。具材は手前左から、ゴーヤ、イチジク、葛豆腐、後列はしその実、お芋、茄子、そして奥には、ニンジンの葉っぱ、これも聞くまでわからなかった。
小鉢は野菜の甘酢あん。小鉢とは言え、酢豚のように濃厚かつ、野菜だからさっぱり。下手したら白飯行けちゃうかも。
そばは手打ち。水も良いし、言うまでもなく美味い。ねぎの切り方も憎い。
天ぷらのサプライズを堪能しつつ、一気に平らげてしまった。女性だと、結構お腹いっぱいになる量だと思う。男だと大盛でもいいかな。
食後にコーヒーも出してくれた。女将さんに天ぷらの具材を質問すると「うふふ、ちょっと変わってるでしょ、うちの天ぷら。私が乗せたいもの乗せてんのよ~」と少し話しただけで、お茶目さがにじみ出てくる女将さんだった。
葛豆腐の天ぷら、びっくり美味かった。実は「クリームチーズかなぁ??」なんて思ってた。そばは、細切りでコシが強いというよりは、コシが滑らかで香りが立つ感じだ。
実に美味でした。
「そば処 古民家茶屋 ほ」。
珍しい名前だ「ほ」だって。
しりとりで「いなほ」と言われたら、「ほ。これ店の名前であるから」と言える。ときがわ町の人は。
帰りに豆乳ソフト。
おっさん一人で並ぶのである。
ときがわ町のポテンシャルは計り知れない。