【メモ】偏頭痛はタンパク質のとりすぎが巻き起こす【生体アミン】

「金曜の夜は、焼肉でビールだ!」

焼肉好きのサラリーマンと高血圧は、たやすくイメージできるが、女性のある種の偏頭痛の原因と通じることがある。それはこんな仕組みだ。

腸内細菌がタンパク質を分解すると、生体アミンを生成する。生体アミンの種類は、チアミン、ヒスタミン、フェチネルアミンなど。花粉症薬のCMなどで、よく出てくるヒスタミンという名前は馴染み深いと思う。

こいつらはこんな悪さをする。

チアミン:血圧上昇作用、高血圧症、頭痛、発赤、発汗、嘔吐(時として)

ヒスタミン:毛細血管拡張、低血圧症、吐き気、嘔吐、顔面紅潮、唇の腫れ、激しい頭痛、胃痛、喉の焼けつき、渇き、発疹

フェチネルアミン:血圧上昇作用、偏頭痛

セロトニン:頭痛

https://www.nite.go.jp/nbrc/mifup/note/view/52yより引用

タンパク質を多くとり腸内細菌の生体アミン生成量が増えたとき、それに加え肝臓の解毒能力が落ちているときは、血中生体アミン濃度が高まり、アドレナリンが上昇、血糖値も上昇、心拍数、血圧も上昇してしまう。

肝臓を疲れさせる要因は、飲酒、投薬、食べ過ぎ、働きすぎなど。ちなみに肝臓が疲れている時のサインは、食欲低下、お酒が美味しく感じなくなる、足がむくみ、お腹が張る、検診で肝機能の数値を指摘されるなどだ。また東洋医学的にいうと怒りの感情も肝臓にダメージを与える。またその逆で肝臓が疲弊していると怒りやすくなる。酒を飲んでキレたことがある人は肝臓を休ませる必要がある。

では、生体アミンの生成を抑えて、肝臓の解毒能も回復させるためには、何をすればいいか。それは、「週末断食」もしくは「週に1日はタンパク質を摂取しない日」を作る。

肝臓は何も口にしなくなってから8時間ぐらいで蓄積していた糖を消費し始める。8〜16時間何も口にせず肝臓を休ませる。簡単な方法だが、もしトライするなら断食関連の本を1冊読んでおいてから挑んだほうがいいと思う。16時間と短い絶食時間だが、体がどんな反応を示してくるかわからないから。僕も月に2回ぐらい週末断食をしていて、体の調子、特にお腹の張り具合に敏感になった。

ちなみに植物由来のヒスタミンを多く作る食品は発酵大豆だそうで、いわゆる納豆。偏頭痛を持っていて納豆を毎日食べている人は、しばらく納豆をやめて見たほうがいいかも。

それと、しばらく焼肉屋もおあずけ。お財布にも優しいよ

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