「脂肪をとらない」は、健康にもダイエットにも天敵だった。

脂肪は悪者??

ココナッツオイルを生活に取り入れ出したのは妻の方だった。「ミランダカーも使ってるよー」という理由で、ココナッツオイルを大さじ一杯ほど口に含み飲み込んでいた妻に、僕は「そんな油飲み込んでたら膵臓に負担蹴かけるぞー」と言い、内心「また流行りに踊らされやがって、、、」と思っていた。

1950年、アンセル・キーズという科学者が「飽和脂肪酸は、心臓病のリスクを増大させる」という研究結果を出した。WHOも2016年に「多量の飽和脂肪酸は心血管疾患のリスクを高める」と発表している。

しかし、僕が最近参考にしている「シリコンバレー式自分を変える最強の食事 著 デイヴ・アスプリー」によるとヘルシーな脂肪を多く摂ることを推奨している。ここでいう「ヘルシーな脂肪」とは飽和脂肪酸で中でも「短鎖脂肪酸」と「中鎖脂肪酸」だ。

脂肪酸の分類

炭素数
単鎖酢酸飽和脂肪酸
酪酸バターなど
カプロン酸
中鎖カプリル酸牛乳、母乳、
ココナッツオイル
10カプリン酸
長鎖12ラウリン酸ココナッツ、パーム油など
14ミスチリン酸
16パルミチン酸動植物脂に広く分布
18ステアリン酸
18オレイン酸一価不飽和脂肪酸
18リノール酸多価
18リノレン酸

 

どんな脂肪でも良いわけではない

短鎖脂肪酸はバターなどの成分だが、ここでは牧草で育った牛のバター(グラスフェッドバター)。中鎖脂肪酸はココナッツオイルやMCTオイルだ。これらの脂肪は炭素の鎖が短くバラバラになりやすいのでエネルギーとして使いやすく、満腹中枢を正常に働かせてくれて、レプチン感受性を高め、飢餓感を感じることなく糖質への渇望感を消し去ってくれる。との事。このヘルシーな脂肪を使った代表的なメニューが「完全無欠コーヒー」だ。

コーヒーにグラスフェッドバター(もしくはギー。もちろんグラスフェッド)をとココナツオイルをいれミキサーで乳化させる。

僕も完全無欠コーヒーを飲み始めて2ヶ月、食事のコントロール(糖質制限)ができる様になった。朝にこいつを2杯。昼まで何も食べない。けど空腹感は正午近くまで感じないし、感じても「今すぐ食べたい」よりも「もう少ししたらご飯にしようかな」みたいな変化がある。体重は4キロ難なく落ちた。

摂るべき脂肪を間違えない

だからといって、飽和脂肪酸が心血管疾患のリスクを上げるという情報を疑うのは難しいし、疑うべきではない。ここで言っているのは飽和脂肪酸ならなんでもいいと言っているのではなく、グラスフェッドバターとココナッツオイルと魚の油を推奨している。心血管疾患で本当にやばいのは中性脂肪なんだけどね。

しばらく飽和脂肪酸たっぷりの完全無欠コーヒーを続けてみるつもりだが、次の健康診断の数値がどうなるか様子見。

それと嫁さんには「マーケティング戦略にハマったやつ」と思ってしまったことを謝ろうと思う。

そして、ミランダカー及び、海外セレブの方々、回し者として疑ってすいませんでした。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA