【誰でもできる!】満腹中枢をハックせよ!【レプチン抵抗性】

食べてもお腹がすぐに空く理由

ポテトチップスはエンドレスで食べられるし、家系ラーメンにはライスが無料だ。男はラーメンをおかずに、女性はキャラメルフラペチーノ。糖質のシャワーは現代人のエネルギー消費キャパを容易に超えてきて糖質ジャンキーを作り上げる。僕も20代まではラーメン屋にいくと必ずラーメン大盛り、ライス大盛りを注文し、おまけに餃子や唐揚げなどのサイドメニューも堪能していた。いかに安く満腹感を味合わえることだけに「あそこコスパいい」という言葉を使っていた。

満腹中枢を操るレプチン

糖質大量摂取はレプチンという健康を保つためのホルモンの働きを妨げる要因だ。レプチンの働きは、食事から充分なエネルギー量を補うことが出来た時に、レプチンが満腹中枢へ働きかけ、食欲を抑えるシグナルを発信させる。

レプチンは脂肪細胞から作られ、体脂肪率の多さに比例する。体脂肪率が高い人ほどレプチンを多く分泌させている。体内が高レプチン状態だと、レプチンに対して体が鈍感になる。この鈍感さが高い状態をレプチン抵抗性が高いなどと呼ぶ。

レプチン抵抗性が高い状態だと、満腹中枢への働きが弱くなるので、たくさん食べたとしても満腹感を得られず、肥満、2型糖尿病へとつながる。レプチン抵抗性はインシュリン抵抗性を上げてしまう。つまり、太っているほど満腹感を感じにくくなる。

ちなみに医学書には載っていないが、認知症は3型糖尿病、がんは4型糖尿病などと囁かれている。

レプチンに対し感受性が通常の状態だと、本当に食べ物が必要な時にお腹が減り、適切な食事量で満腹を感じる。

ダイエットや健康的な暮らしを始める前に、まずレプチン抵抗性を弱め、レプチンに敏感な体にしなければならない。

レプチン抵抗性につながる因子

まずは、「レクチンを含んだ食品を多く摂る」とレプチン抵抗性がつきやすい。レクチン(クとプで似ているけど別物)については【メモ】炎症とはを参照。

それと「果糖の大量摂取」だ。果糖を多く摂ることによって中性脂肪値が上昇する。中性脂肪はレプチンの輸送を阻害して、脳の視床下部への侵入を邪魔するのだ。

ナス、トマト、ピーマン、じゃがいもを食べる際は、生のままで食べない様にする。ナスは漬物より味噌汁推奨。特にトマトは生で食べるのが一般的で手軽だが、加熱したトマトがおいしいレシピはいっぱいある。

果物は豊富なビタミンのメリットより、果糖の多さのデメリットの方がおおきい。食べるなら夜に少量。

要点

  • レクチンを含む食品、豆類、ナッツ、ナス科の野菜に多い(ナス、トマト、ピーマン、じゃがいも)を摂るときは加熱する。
  • 果糖、糖質は取りすぎない

 

以前の僕も含め、糖質中毒者は炭水化物の量を減らすことが一番無難しく、茶碗の中の減ってしまった米を見るたびに頭の中でフジファブリックの若者のすべてが流れだす。その黄昏状態もヘルシーな脂肪を摂ることで改善可能だ。

ヘルシーな脂肪。僕は、この情報を知って炭水化物摂取量を我慢することなく以前の三分の一ぐらいに減らすことができた。ヘルシーな脂肪については今度ゆっくり紹介したい。

 

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